独立型キッチンの良さ

最近のキッチンは、どちらかと言うとオープンキッチンの方が主流になっているようで、従来のダイニングキッチンよりオープンな、リビング空間までをボーダレスに利用しようとする傾向が強まってきています。

 

もちろん、これはこれでいいのですが、招待したお客の中には、調理の臭いや煙までオープンになってしまうことに抵抗を感じる人もいますし、作る方も、来客者に何よりも調理中の作業を、あまりおおっぴらに見せたくないという場合も多いはずです。

 

確かにインテリア雑誌などを見ていると、オープンスタイルのおしゃれなキッチンが多いようですが、それが全てではありません。クローズドな独立型キッチンが自分のライフスタイルに合っていると思うなら、その通りにした方がいいはずです。

 

この独立型キッチンですが、一番のポイントとなるのが収納スペースです。他から見えないということもありますし、更に収納スペースが不足していれば、どうしても乱雑になりやすくなります。歩いて中に入れる食品庫(ウォークインパントリー)は設けた方がいいでしょう。

 

さて、一番の問題はやはりスペースです。ゆったり大きなキッチンをつくれるスペースがあればいいのですが、大抵の場合はそうはいきません。そこで4.5帖のコンパクトな独立型キッチンづくりを題材にしてみます。

 

こうなると、キッチン本体は2,400mm巾のコンパクトなキッチンとなるわけですが、オーダーするなら、パントリーは800~900×2,100mm(内法寸法)あたりのスペースを作ってもらって、中に照明器具と換気扇を付けるようにすれば、使いやすく快適な空間になります。収納棚は、DIYショップの組み立て式収納棚を設置するだけでも、断然スッキリします。